三浦製材所で生産している秋田杉は、戦後植林された人工造林が主体です。 戦後の復興期と高度経済成長期に大量の木材が必要になり、外国からも大量に 木材が入ってきました。 この時期に、国からの補助金を得て、将来の木材需要にこたえる為、全国どこ でも、林道も無い山奥まで苗を背負って、1本、1本植林されてきました。 こうして、先人達が苦労して植林された人工林は、今30年〜50年近くに育 ち、間伐期又収穫期を迎えております。 人工林は、世界経済の変動とともない国産材市場増よりも、外材に常に圧倒さ れ自給率はいまだ2割を下回る状態であります。 国産材時代を期待しながら、頑張って来ているが今まだ市況の低迷に苦労して いる現状です。 将来の日本の国の環境と国際的環境破壊の、日本の役割を考えると、山への手 入れと生産された木材の利用をもっと考えていかなければなりません。 「近くの山の木で我が家」を提唱しながら、木に対する知識を持ち、持続的生 産が可能な森(もり)を維持、管理を進めながら有効に利用活用することにも、 もっともっと皆様の目が秋田の杉に向いていただく事を期待する。             
三浦

 

2002/12/30
2004/01/30
2004/01/30
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